きもの文化を正しく伝承する。これも私たち中嶋屋の理念のひとつです。

私たちは定期的に、きものに関する文化伝承のための事業を開催しております。

このコーナーでは、その事業の一端をご紹介して参ります。

重要無形文化財　人間国宝

伊勢型紙彫刻師　六谷梅軒　の世界　　　２００２年６月実施

※伊勢型紙の彫刻技法の中でも、最も古くからある彫り方で、ある「錐彫り」。 　　　　　　今回は、この「錐彫り」の彫刻師、人間国宝　六谷梅軒氏　に、スポットをあてます。 　　　　　　「錐彫り」は半円形の刃先の小刀を用い丸い小さな穴を無数にあけて、文様をつくり出します。 　　　　　　代表的な文様に、「鮫」「行儀」「錐通し」などがあります。

六谷梅軒氏彫刻による 行儀・錐通し・鮫　の三種類の彫刻を施した 伊勢型紙によって染められた(草木三度染)小紋   上の小紋を、ほぼ実寸大でご紹介します。 微妙な、彫刻の狂いが 彫刻の穴が機械で彫ったものでなく、手わざであることがわかります。 ちなみに、市松の一つで約４００個の彫刻が彫ってあります。 （このホームページは1024×768で最適化しています。）   六谷梅軒彫刻による「錐通し小紋」を、ご紹介します。 微妙な、彫刻の狂いが 風紋がなびくかのような効果を見せてくれます。 あまりに細かい技による効果のために デジタル画像でもはっきりと見ることが不可能です。

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