きもの文化を正しく伝承する。これも私たち中嶋屋の理念のひとつです。
私たちは定期的に、きものに関する文化伝承のための事業を開催しております。
このコーナーでは、その事業の一端をご紹介して参ります。

公家文化伝承 絽刺し(ろざし)」実演 2000年11月実施
絽刺し工芸作家 坪倉鳳祥先生による実演
《絽刺し実演風景》
絽目を縦に拾って刺していくのですが、
   目が細かくて上の写真では、よく見えません。
写真をクリックすると大きな写真で見られるようにしました。
 
公家文化伝承 絽刺し  とは?
絽の目を経に拾って繍ってゆく絽刺しという技術は、
江戸時代から中国や日本で製作されていました。
伝えによると、公家達の手すさびとして作られていたところから
古くは「公家絽刺」と呼ばれ、
特に珍重され貴婦人のあこがれの持ち物でした。
明治時代になって絽刺は、一時忘れられたようになりましたが、
大正期には上流婦人の手芸として復活、
第二次大戦中まで広く親まれてきました。
が、しかし今日ではまだ限られた方々にしか、
知られていないというのが現状です。
今回、この技術ぜひご覧いただきたく、実演をしていただきました。

 
創作きもの 中嶋屋 〒989-5501 宮城県栗原市若柳字川北新町28
TEL 0228-32-2088    FAX  0228-32-5291
E-mail : master@nakajimaya.com